四国八十八ヶ所巡りは、心身を清める巡礼の旅ですが、せっかく四国まで足を運ぶなら観光も楽しみたいですよね。お遍路の道中や周辺には、絶景や温泉、グルメなどが楽しめる観光スポットがたくさんあります。お遍路巡礼の合間に立ち寄れる、おすすめ観光地を県別にご紹介します!
四国のお遍路巡礼の合間に訪れる観光スポットは、心身のリフレッシュだけでなく、四国の豊かな自然や歴史、文化を味わえる絶好のチャンスです。四国の魅力を余すところなく楽しみ、充実したお遍路巡礼と観光の旅をお楽しみください!
徳島県:大自然とスリリングな観光スポット
祖谷渓(いやけい)と祖谷のかずら橋
徳島県西部に位置する「祖谷渓(いやけい)」は、四国山地に広がる深い渓谷で、祖谷の「かずら橋」とともに、四国でも有名な秘境の観光地として人気です。以下に、祖谷渓と祖谷のかずら橋のおすすめポイントをご紹介します。
観光のおすすめポイント
1. スリル満点の「かずら橋」
- かずら橋は、シラクチカズラ(植物のツル)で編まれた長さ45メートルの吊り橋です。透けた床板の間からは祖谷川が見えるため、足元の高さを感じながら渡るスリルは格別です。天然の素材で作られた橋ならではの柔らかな揺れが、自然と一体感を生み出し、非日常的な冒険を味わえます。
2. 豊かな自然と美しい渓谷の景色
- 祖谷渓の深い緑や透明な川の流れ、そして秋には鮮やかな紅葉が訪れる人を迎えてくれます。特に渓谷を見渡せる展望スポットからの眺めは絶景で、春や夏は新緑、秋は紅葉と、四季折々に異なる美しい景色が楽しめます。静寂に包まれた自然の中で、心が落ち着くひとときを過ごせるでしょう。
3. 温泉や地元グルメも楽しめる
- 祖谷渓周辺には温泉地も点在しており、露天風呂から渓谷の景色を楽しむことができます。また、郷土料理として「祖谷そば」や「でこまわし(そば団子や野菜の串焼き)」など、素朴で美味しい地元の味も魅力の一つです。巡礼の疲れを癒しながら、おいしい食事でエネルギーを補充できます。
4. アクセスしやすい周辺の観光スポットも充実
- 祖谷渓周辺には、平家の落人伝説が残る「落合集落」や、美しい滝「かかしの里」など、観光スポットも豊富です。歴史や伝説を感じさせるエリアとしても魅力的です。
所在地・アクセス
- 徳島県三好市西祖谷山村善徳162−2
- 第66番札所「雲辺寺」から車で約1時間
うずしお観潮船
鳴門海峡に発生する「うずしお」は、世界三大潮流の一つとして知られ、特に春と秋の大潮時には迫力のある渦潮が見られます。徳島県の「うずしお観潮船」は、迫力満点の渦潮を間近で体験できる観光アトラクションです。以下に、うずしお観潮船のおすすめポイントをご紹介します。
観光のおすすめポイント
1. 世界最大級の渦潮を間近で体感できる迫力
- 鳴門海峡の渦潮は世界三大潮流のひとつで、最大直径20メートルに達することもあります。観潮船に乗れば、壮大な渦潮が生まれる瞬間をすぐそばで見ることができ、自然の力強さと美しさを肌で感じることができます。春と秋の大潮時期には特に大きな渦が発生するので、そのタイミングを狙って訪れるのもおすすめです。
2. 異なる視点で楽しめる2種類の観潮船
- うずしお観潮船には、迫力ある渦潮を海面から間近に見る「小型船」と、上空デッキから広く眺める「大型船」の2種類があります。小型船では渦のすぐそばまで近づくスリルを味わえ、大型船では鳴門海峡全体を見渡せるパノラマビューが楽しめます。どちらを選んでも違った視点から渦潮を楽しめます。
3. 鳴門海峡大橋と渦潮の絶景コラボレーション
- 観潮船からは、鳴門海峡大橋を見上げながら渦潮を見ることができます。橋の壮大なスケールと渦潮の迫力が合わさり、絶景スポットとしても人気です。潮の流れに合わせて動く渦潮と、固定された大橋の対比は、写真映えもする見ごたえある景観です。
4. 渦潮の成り立ちを学べる教育的要素
- 渦潮がどうやって生まれるのか、その仕組みについても観潮船で解説されることが多く、自然現象についての理解が深まります。鳴門海峡の地形や、潮の満ち引きの関係性など、自然が織りなす不思議な現象を知ることができます。家族連れや子供たちにとっても学びのある観光体験です。
所在地・アクセス
- 徳島県鳴門市鳴門町土佐泊浦大毛264 鳴門公園亀浦観光港
- 第1番札所「霊山寺」から車で約1時間。
高知県:美しい自然と植物の癒しの観光スポット
桂浜(かつらはま)
高知県にある「桂浜(かつらはま)」は、四国の観光スポットとして特に人気が高く、美しい景観と歴史を感じられるスポットです。以下に、桂浜のおすすめポイントをご紹介します。
観光のおすすめポイント
1. 雄大な太平洋と美しい砂浜が織りなす絶景
- 桂浜は、太平洋に面した白い砂浜と青い海のコントラストが美しいことで知られています。特に晴れた日には、どこまでも続く水平線と力強い波の音が訪れる人を迎えてくれます。遊泳は禁止されていますが、波打ち際で海風を感じたり、絶景を眺めながらのんびりと散策したりするには最適な場所です。
2. 坂本龍馬像と歴史的な雰囲気
- 桂浜といえば、日本の英雄・坂本龍馬の大きな銅像が有名です。龍馬像は海に向かって立っており、彼の志を感じさせるスポットとして観光客に人気があります。桂浜は、龍馬ゆかりの地でもあるため、幕末の志士に思いを馳せながら、歴史を感じるひとときを過ごせます。周辺には龍馬記念館もあり、龍馬の生涯や功績について学べるので、歴史ファンにはたまらない場所です。
3. 美しい夕日とフォトジェニックな景観
- 夕暮れ時の桂浜は、特にロマンチックで美しいです。西に沈む夕日が太平洋を赤く染め、幻想的な景色が広がります。砂浜や龍馬像をバックに夕日の写真を撮ると、フォトジェニックな一枚が撮れると評判です。日中とは違った趣があり、デートスポットとしても人気です。
4. 水族館や小動物園も併設されていて家族で楽しめる
- 桂浜公園内には「桂浜水族館」や「小動物園」が併設されています。水族館では四国の海に生息する魚や、ユニークな動物たちに出会えます。小動物園では、かわいい動物たちとのふれあいも楽しめるため、お子様連れのご家族にもぴったりです。桂浜は大人から子供まで楽しめるスポットが充実しています。
所在地・アクセス
- 高知県高知市浦戸9
- 第31番札所「竹林寺」から車で約30分。
牧野植物園
NHK朝ドラで放映され世間でも話題となった「牧野富太郎」を記念して作られた「高知県立牧野植物園」は、四季折々の草花が楽しめる植物園です。以下に、牧野植物園のおすすめポイントをご紹介します。
観光のおすすめポイント
1. 四季折々の花や植物が楽しめる広大な庭園
- 牧野植物園には、日本各地の植物が豊富に植えられ、春の桜やツツジ、夏のアジサイ、秋の紅葉、冬の山茶花など、四季を通じて美しい花々が楽しめます。自然林を生かした園内では、季節ごとに異なる景色が広がり、訪れるたびに新たな発見ができます。植物好きの方だけでなく、自然に囲まれた中でリラックスしたい人にとっても癒しの場所です。
2. 牧野富太郎博士の情熱と功績を学べる展示館
- 牧野植物園は、植物分類学の父と称される牧野富太郎博士を記念して作られました。展示館では、博士がどのように植物と向き合い、研究に打ち込んだかを知ることができ、植物に対する情熱と知識が伝わってきます。博士が描いた詳細で美しい植物図も展示されており、科学的視点だけでなく、芸術的にも楽しめる内容です。
3. 広々とした温室で熱帯・亜熱帯植物を堪能
- 園内には大きな温室があり、熱帯や亜熱帯の珍しい植物が展示されています。高知の気候を活かし、多様な植物を四季に関係なく楽しめるのが魅力です。色とりどりのランやサボテン、多肉植物など、なかなか日本では見られない植物を間近で見ることができ、植物の多様性に驚かされます。
4. 心地よい散策と癒しのカフェタイム
- 牧野植物園には、緑に囲まれたカフェやレストランもあり、散策の途中で一息つけるのも嬉しいポイントです。園内で採れた野菜や地元の食材を使ったメニューも楽しめ、自然の美しさと味覚を堪能できます。四国巡礼の疲れを癒し、ゆったりとしたカフェタイムを過ごせるスポットとしておすすめです。
所在地・アクセス
- 高知県高知市五台山4200−6
- 第31番札所「竹林寺」から徒歩すぐ。
四万十川での屋形船体験
「四万十川」は、日本最後の清流として知られ、透き通った川と豊かな自然が広がります。屋形船に乗れば、ゆったりとした時間の中で美しい景色を楽しめ、川のせせらぎに癒されること間違いなしです。以下に、おすすめポイントをご紹介します。
観光のおすすめポイント
1. 清流・四万十川の自然美を間近で楽しめる
- 四万十川は、澄んだ水と豊かな自然が魅力の「日本最後の清流」として有名です。屋形船から見る四万十川は、川面がきらきらと輝き、周囲には緑が生い茂り、清らかな空気が漂っています。水面に近い屋形船ならではの目線で、川の透明度や自然の美しさを存分に味わうことができます。
2. 季節ごとに異なる絶景が楽しめる
- 屋形船での四万十川クルーズは、季節ごとに異なる景色を楽しめます。春には新緑が芽吹き、夏には川遊びや涼しげな景色が広がり、秋には紅葉が水面を彩り、冬には静寂に包まれた川の景色が広がります。どの季節に訪れても、その時期ならではの風景に心が癒されます。
3. ゆったりとした川の流れに癒されるひととき
- 四万十川は大部分がゆるやかな流れのため、屋形船に揺られながら心地よいリラックス時間が過ごせます。都会の喧騒から離れて、静かな川のせせらぎを聞きながらのんびりと過ごせるこのひとときは、心を落ち着かせてくれる特別な時間です。四国巡礼の疲れを癒し、心のリフレッシュにもぴったりです。
4. 地元の食材を使った料理やお弁当が楽しめる
- 屋形船のクルーズ中には、地元の特産品を使ったお弁当や軽食を提供してくれるプランもあります。高知の新鮮な川魚や季節の野菜、四万十川ならではの美味しい食材を味わいながら、絶景を眺めるという贅沢な体験ができます。旅の思い出に残る、味覚と景色を同時に楽しめるおすすめポイントです。
5. カヌー体験や川遊びも楽しめるスポット
- 四万十川は屋形船だけでなく、カヌー体験や川遊びのメッカとしても有名です。少しアクティブな楽しみ方をしたい場合は、カヌーやSUP(スタンドアップパドル)などに挑戦するのもおすすめです。お遍路巡礼の合間に、四国の清流で心身ともにリフレッシュできます。
所在地・アクセス
- 高知県四万十市駅前町8-3(四万十市観光協会)
- 第39番札所「延光寺」から車で約1時間。
愛媛県:歴史ある温泉と壮大な自然の観光スポット
道後温泉
日本最古の温泉とされる「道後温泉」は、巡礼者に人気の癒しスポットです。以下に、おすすめポイントをご紹介します。。
観光のおすすめポイント
1. 日本最古の温泉地ならではの歴史と風情
- 道後温泉は3000年の歴史を持つとされ、古代から人々に愛され続けてきた名湯です。日本書紀や万葉集にも登場し、聖徳太子や文人墨客が訪れたとも伝えられる由緒ある温泉地です。歴史と風情を感じられる場所として、温泉を楽しむだけでなく、歴史的な背景に触れる楽しさもあります。
2. 道後温泉本館の美しい木造建築と文化財
- 道後温泉のシンボル的存在である「道後温泉本館」は、明治27年(1894年)に建てられた木造建築で、国の重要文化財にも指定されています。建物の外観はもちろん、内部も時代を感じさせる趣深い造りで、まるでタイムスリップしたかのような雰囲気が漂います。浴場の他にも、湯上がりに休憩できる「神の湯」や「霊の湯」などの特別浴場があり、歴史的建造物の中で温泉を楽しむという特別な体験ができます。
3. 足湯やアート作品など、温泉街全体で楽しめる
- 道後温泉の温泉街には、無料で楽しめる足湯スポットが点在しています。お遍路巡礼で疲れた足を癒すのに最適で、気軽に立ち寄ることができます。また、近年は「道後オンセナート」などのアートイベントが開催されており、温泉街には現代アート作品が展示されていることも。温泉とアートの融合を楽しみながら、街全体でゆったりとした時間を過ごせます。
4. 道後温泉の周辺グルメと土産物屋が充実
- 温泉街には、地元愛媛の名産品や美味しいグルメが楽しめるお店が並んでいます。特に人気の「坊っちゃん団子」や「鯛めし」、愛媛みかんを使ったスイーツなど、地元ならではの味覚を楽しめます。温泉の湯上がりに立ち寄り、お土産を探したり、ご当地グルメを味わったりと、観光気分も満喫できます。
5. 道後温泉駅周辺の観光スポットも見どころ
- 道後温泉駅の近くには「道後公園」や「伊佐爾波(いさにわ)神社」などの見どころもあります。道後公園は四季折々の自然を楽しめる憩いの場で、特に桜や紅葉の季節には多くの観光客が訪れます。伊佐爾波神社は朱塗りの美しい建築が特徴で、ここでも歴史を感じながら散策が楽しめます。
所在地・アクセス
- 愛媛県松山市道後湯之町5番6号(道後温泉本館)
- 第51番札所「石手寺」から車で約15分。
内子町(うちこちょう)の歴史的街並み
愛媛県の内子町は、江戸から明治時代にかけて栄えた商家や白壁の街並みが今も残る、情緒あふれる町です。以下に、おすすめポイントをご紹介します。
観光のおすすめポイント
1. 歴史情緒あふれる「八日市・護国地区」の町並み
- 内子町の「八日市・護国地区」は、江戸から明治時代にかけて栄えた商家や白壁の土蔵が建ち並ぶ歴史的なエリアです。この町並みは伝統的な建築様式を守りながら保存され、まるでタイムスリップしたかのような雰囲気が楽しめます。街を歩くと、石畳や趣ある格子戸などが目を引き、古き良き日本の風情を感じることができます。
2. 大正時代から続く芝居小屋「内子座」
- 「内子座」は大正5年(1916年)に建てられた芝居小屋で、現在もなお地元のイベントや公演が行われています。木造建築で細部にわたって趣があり、観客席の畳敷きや廻り舞台など、昔ながらの造りがそのまま残っています。見学も可能で、舞台の仕掛けや小屋の構造を楽しみながら、日本の伝統的な演劇文化に触れることができます。
3. 伝統工芸「和蝋燭(わろうそく)」や「木蝋(もくろう)」の体験と見学
- 内子町は、江戸時代から「木蝋」の生産地として栄えました。木蝋はウルシ科のハゼの実から取れる植物性の蝋で、環境に優しく、柔らかい光が特徴です。内子町には和蝋燭や木蝋の工房があり、蝋燭づくりの体験や見学ができます。伝統的な製法で作られる美しい和蝋燭はお土産としても人気で、町の歴史と技術を感じる貴重な体験です。
4. 季節ごとの風景が楽しめる「内子の自然」
- 内子町は美しい田園風景や里山に囲まれており、季節ごとの自然美が楽しめます。春には桜や菜の花、秋には紅葉が美しく、特に秋の稲穂が揺れる田園風景はフォトジェニックで、カメラ好きにも人気です。また、田舎らしいのどかな風景を眺めながらのサイクリングも楽しめ、リフレッシュすることができます。
5. 地域の食材を使ったグルメと特産品
- 内子町には、地元で採れる新鮮な野菜や果物を使ったグルメがたくさんあります。地元産の米を使った郷土料理や、手作りのスイーツが楽しめるカフェも点在しています。また、特産の柑橘類やジャム、伝統工芸品などが並ぶお土産店もあり、巡礼の合間に立ち寄って買い物を楽しむことができます。
所在地・アクセス
- 愛媛県喜多郡内子町平岡甲168(内子町役場)
- 第44番札所「大寶寺(だいほうじ)」から車で約30分。
香川県:歴史的建造物と美しい庭園の観光スポット
栗林公園(りつりんこうえん)
国の特別名勝に指定される日本庭園「栗林公園」は、広大な敷地と美しい景観が自慢です。以下に、おすすめポイントをご紹介します。
観光のおすすめポイント
1. 日本庭園の最高傑作と称される美しい景観
- 栗林公園は、「回遊式大名庭園」と呼ばれる庭園様式を取り入れており、池や小川、山々が巧みに配置されています。庭園内をゆっくりと歩きながら景観を楽しむことで、場所ごとに違った美しさが堪能できます。「南庭」と「北庭」に分かれていて、どちらも四季折々の風景が広がり、まさに日本庭園の最高傑作といえる美しさです。
2. 春の桜や秋の紅葉など、四季の風景が楽しめる
- 栗林公園は、春の桜、夏の新緑、秋の紅葉、冬の松と、季節ごとに異なる風景が楽しめるのも魅力です。特に春には桜が咲き乱れ、秋には赤や黄色に色づいたもみじが池の水面に映り込み、訪れる人々を魅了します。季節ごとの景観を楽しむために、何度訪れても新しい発見がある場所です。
3. 歴史的建造物と文化財に触れられる
- 栗林公園内には、江戸時代から続く茶屋「掬月亭(きくげつてい)」や、伝統的な日本家屋の建物が点在しています。掬月亭では抹茶と和菓子を楽しむことができ、風流な空間の中で日本の文化を体感できます。歴史的な建物と庭園の調和が美しく、日本文化の奥深さに触れることができる貴重な体験です。
4. 写真映えするスポットが多数
- 栗林公園には「偃月橋(えんげつきょう)」や「飛来峰(ひらいほう)」といったフォトジェニックなスポットが多くあります。偃月橋は美しいアーチ型の橋で、池の水面に映る姿が絶景です。また、飛来峰は庭園内で最も高い場所にあり、ここから庭園全体を見渡すことができ、撮影スポットとして人気があります。
5. 観光後の休憩にぴったりのカフェや茶室
- 栗林公園には、庭園散策の後に一息つけるカフェや茶室も充実しています。抹茶と季節の和菓子を楽しむことができ、自然の中でゆったりとしたひとときを過ごせるのも栗林公園の魅力です。公園周辺には地元の食材を使ったレストランも多く、香川ならではの味覚を楽しめます。
所在地・アクセス
- 香川県高松市栗林町1丁目20−16
- 第 87番札所「長尾寺」から車で約20分。
金刀比羅宮(こんぴらさん)
「こんぴらさん」の愛称で親しまれる「金刀比羅宮」は、海の守り神を祀る神社で、長い石段を登ることで知られています。以下に、おすすめポイントをご紹介します。
観光のおすすめポイント
1. 785段の石段を登る達成感
- 金刀比羅宮の本宮までは、785段の石段を登っていく必要があります。少し大変ですが、この石段を登り切ることで得られる達成感は格別です。また、石段を登る途中には見どころが多く、立ち止まりながら楽しむことができるので、無理なくゆっくりと参拝できます。体力に自信がある方は、さらに583段を追加して、合計1368段の奥社まで挑戦するのもおすすめです!
2. 本宮から望む絶景のパノラマビュー
- 785段を登り切った先の本宮からは、讃岐平野や瀬戸内海を一望できる絶景が広がります。晴れた日には遠くの島々まで見渡せるため、登った甲斐を感じられる絶好のフォトスポットです。自然豊かな景色を眺めながら、心が洗われるような気分になります。
3. 古くからの海上安全のご利益とご神木
- こんぴらさんは古くから「海の神様」として、海上安全や航海の守護神として信仰されてきました。そのため、参道には多くの船乗りや船会社が奉納した絵馬や模型船が飾られています。また、本宮近くには樹齢約1000年といわれるご神木もあり、強いご利益を感じられるパワースポットです。
4. 参道沿いの土産物店や飲食店でのグルメやショッピング
- 石段の参道沿いには、さまざまな土産物店や飲食店が軒を連ねています。「こんぴらうどん」や「わらび餅」など、香川の名物を味わえるお店も多く、休憩を兼ねて立ち寄るのも楽しいです。こんぴらさんのお守りや特産品など、お土産を探しながら参道をゆっくり歩くことで、参拝の楽しさが倍増します。
5. 江戸時代から続く歌舞伎と結びついた「金丸座」
- こんぴらさんの麓には、日本最古の芝居小屋「旧金毘羅大芝居(金丸座)」があります。金丸座は1835年に建てられ、今でも年に一度「四国こんぴら歌舞伎大芝居」が開催され、全国から観光客が訪れます。伝統的な建物を見学しながら、日本の文化と歴史に触れることができるため、参拝のついでに訪れるのもおすすめです。
所在地・アクセス
- 香川県仲多度郡琴平町892−1
- 第85番札所「八栗寺」から車で約40分。