四国お遍路を実際に歩いた私が、実際に持って行って役に立ったお遍路道具を5選、厳選してご紹介します。
初心者必見!持って行くと絶対に役立つお遍路道具 5選
ポンチョ(雨具)
四国歩き遍路の場合、突然の天候変化に備えて、防水性の高い雨具が必要となります。軽量でコンパクトに収納できるものが望ましいです。
雨具には傘のほか、レインジャケットなどがありますが、私が特にお勧めするのは、ポンチョです。
両手が自由になり、また背負っているリュック・ザックも丸ごと雨風から防ぐことができるポンチョは最強です。
ポンチョ自体は、コンビニエンスストアなどで500円ほどで購入できるものがありますが、リュック・ザックをカバーすることを想定しておらず、体に沿うように作られているため、サイズ的に小さく、また、安さ故に透湿性にはあまり優れておらず、長時間着用していると蒸れてしまうデメリットがあります。
ポンチョの耐水圧としては、10,000mm以上あると安心だと思います。理想を言えば、20,000mmの耐水圧があると完璧です。
機能面を考慮して、登山やアウトドアブランドから発売されているポンチョがお勧めです。
なお、私はモンベルから発売されている『トレッキング レインポンチョ』を購入して持って行きました。現在の販売価格では、1万円弱ほどしますが、価格に見合う価値はあったと思います。
耐水圧などの機能面や価格面を考慮すれば、以下のような、レインポンチョがお勧めです。
ライター(ポケトーチ)
お遍路の道中、幾度となく使用するライターですが、雨や風で火が中々付かないことが多々あります。
そんな時、持参して良かったのが、登山で使用していた『ポケトーチ』と呼ばれるライターで、軽量で火力が強く、防風性に優れていています。
『ポケトーチ』とは、コンビニやホームセンターで売っている使い捨てライターを燃料にする、ポケットサイズのガスバーナー(ライター)です。通常使用で炎温度800℃の使い捨てライターが1,300℃の強力バーナーに早変わりします。
大手の石井スポーツなど、登山用品店に行けば、1,500円ほどで、購入することができます。
新富士バーナー株式会社が発売している、SOTOの『ポケトーチ』が特にお勧めです。
フィンガーレスグローブ
四国お遍路は、88カ所の札所を巡る全長約1,200kmの旅で、多くの時間を屋外で過ごすことになります。特に歩いて巡礼する場合、日差しを長時間浴びる可能性が高く、日焼け対策は非常に重要です。
実際に四国遍路道を歩いてると、室戸岬までの道中など、全く日影が無く、日差しをもろに受けながら歩くことが多々あります。
通常、編み笠や長袖で日焼け対策をされると思うのですが、意外と手の甲までは意識が向かず、後回しになるかと思います。
私自身、全く対策をしなかったため、以下の写真の通り、日焼けにより火傷のように手が腫れ上がりました(ノД`)…..
このような教訓から、歩きお遍路には薄手のフィンガーレスグローブを着用することをお勧めします。
機能面、価格面を考慮して、プロモンテから発売されている『UVケアトレッキンググローブフィンガーレス』やモンベルから発売されている『WIC.クール ライトフィンガーレスグローブ』が特にお勧めです。フィンガーレスだと、携帯の操作や、お寺で色々作業する際にもやり易いです。
現在の販売価格は、2,000円未満とリーズナブルだと思います。私も道中で購入しました。
肉刺(マメ)防止クリーム
四国お遍路では、長時間歩くと足に肉刺(マメ)ができることがあります。
絆創膏、テーピング、消毒薬などの基本的な救急用品を持っておくと安心ですが、そもそも足に肉刺(マメ)ができないように事前に対策をすることがとても重要です。
私は事前に様々なお遍路ブログを読んで、肉刺(マメ)対策をしていったため、道中、一度も足に肉刺(マメ)ができませんでした。
マラソンやトレランなどにおける、肉刺(マメ)対策には、足にワセリンを塗り、摩擦を軽減することがあります。
実際にお遍路で使用した経験から、Earth Blue(アースブルー)から発売されている『Protect J1 長時間持続型保護クリーム』が特にお勧めです。
毎朝、歩く前に一度足に塗り、日中に再度塗り直しましたが、これ一本で四国お遍路を踏破することができました。150mlのお徳用サイズも発売されておりますが、90mlサイズで十分足りると思います。
歩きお遍路の途中でリタイヤする人の大半は、肉刺などの足のトラブルが原因となっているらしいです。このクリームで、皆さんの結願の可能性が少しでも上がれば、嬉しいです。
ショルダーバッグ
四国歩きお遍路でショルダーバッグが必要かどうかは、皆様の持ち物やスタイルによりますが、多くのお遍路さんにとってショルダーバッグは便利な選択肢です。
ショルダーバッグがあると、財布、携帯電話、地図、経本など、すぐに取り出したいものを収納できるため、歩いている途中でも簡単にアクセスできます。
お寺でお参りする時や休憩時に、ショルダーバッグなら、リュック・ザックを下ろさずに、必要なものを取り出せるのもメリットです。
ショルダーバッグに入れるものとしては、ロウソク、線香、ライター、経本、納め札、数珠、財布、ペン筆記用具(納め札記入用)、地図、携帯電話、行動食などが想定されます。私の場合、納経帳、御影帳は嵩張るのでリュックに入れていました。
ショルダーバッグの容量としては、5リットルくらいあれば、便利です。
B6サイズの遍路地図(日本語ver)をショルダーバッグに入れたい場合は、B6サイズの本が入るものにした方が良いと思います。ちなみに私は、遍路地図よりもGoogleマップと道路標識を主に見て歩いていました。
ご参考までに、私の場合は、プライベート登山やアウトドアでも使用している、RawLow Mountain Worksから発売されているタビチビトート(X-PAC)を使っていましたが、サイズ的にはちょうど良かったです。
アウトドアで使うような、ある程度耐久性のあるショルダーバッグであれば、問題なく使えるかと思います。
なお、可能であれば、防水性のあるショルダーバッグが望ましいです。
価格などを考慮すると、以下のようなものも良いかもしれません。