【四国歩き遍路】 初心者必見!お遍路巡礼に必要な道具のまとめ

今回は、実際に四国を歩いた経験を基に、お遍路に必要な道具、持ち物をまとめたので、お遍路のスタイルを合わせて、参考にしてください。

目次

基本的なお遍路巡礼道具のまとめ

遍路地図

遍路地図(日本語ver.)
遍路地図(英語ver.)

遍路に必要な道標や宿泊施設、周辺施設、寺・宿泊施設までの距離、別格20霊場など、お遍路に必要な情報が網羅されている歩き遍路の約9割が持参している地図(日本語ver)で、お遍路のバイブル的なもの。私はグーグルマップと併用していました。

黄色の遍路地図(日本語ver)は北が必ずしも上ではないので、慣れるまでは少し時間がかかるかもしれません。一方で、英語verは全てのページで上が北になっているのが特徴です。日本人でも英語が苦でない人は、敢えて英語verを買っている人もいました。

黄色の遍路地図(日本語ver)はB6サイズ、英語verはB5サイズとなっており、英語verの方が小さく携帯性に優れています

白衣(はくえ) 

巡礼の際に一般的に着用される道中衣です。お遍路さんの正装であり、俗世を離れて心の清らかさを象徴する浄衣でもあります。

通常、背中に『南無大師遍照金剛』の文字が書かれており、ノースリーブの袖が無いものと、袖付きのものがあります

菅笠(すげがさ)

歩き遍路では必需品となる菅笠です。強い日差しへの日除け対策や、雨風をしのぐ雨具として大いに役立ちます

菅笠の形や頭に乗せる部分の素材など、一部異なるため、自分に合ったものを選んでください

金剛杖(こんごうづえ)

弘法大師の分身(同行二人)といわれる金剛杖です。

歩き遍路では、体の負担を軽減してくれ大いに役に立ちます。また、私の場合、森の中で木々を避けたり、蛇や蜘蛛の巣などを追い払う際に重宝しました。

輪袈裟(わげさ)

輪袈裟には「どんな時も耐え忍ぶ」という意味があり、身に着けることによって仏弟子であることを示しています。

納経帳

四国八十八ヵ所などの寺院にて参拝後に、その証として墨書き・御宝印をいただくための帳面です。

様々なデザイン、大きさの異なる納経帳がありますが、歩き遍路の方には、ビニールカバーの付いた、コンパクトな納経帳がおススメです。

御朱印自体は、もらわなくても問題ないが、八十八ヶ所満願の証明になるので、持参をお勧めします。

書道の旨い下手は、お寺の人によって、大きく異なります。折角書いてもらったのにあまりの地の下手糞さに悲しくなることもありました。。(私の場合、特に第88番札所の大窪寺で担当されたお坊さんは残念でした。。書道の基礎的な所作が出来ていなかった。。)

納経軸

四国八十八ヵ所などの寺院にて参拝後に、その証として墨書き・御宝印をいただくための掛軸です。満願した後は、別途お金が掛かりますが、綺麗に表装すると家宝になります。

歩き遍路の場合、荷物が増えるので、御朱印は納経帳だけで、納経軸までもらっている人はあまりいませんでしたね。

御朱印用白衣・判衣(はんえ)

四国八十八ヵ所、西国三十三所の寺院にて参拝後に、その証として御宝印(朱印)をいただくための白衣です。

死に装束として、亡くなった際に着せてもらうことを想定しているらしいです。

私はそこまで宗教に傾倒していないため、買いませんでしたね。

御影帳

納経帳、納経軸への納経を戴くと授与される「御影(おすがた・おみえ)」は各札所の御本尊様が御姿が描かれたお札を収納保存するためのものです。

納経帳同様に様々なデザインのものがあります。私は第一番札所の霊山寺の売店で購入しましたが、歩き遍路で持ち歩くのは大変で、後に後悔しました。。(満願後に買えば良かった。。)

経本

四国八十八ヵ所霊場にて、各札所の御本尊様にお経を奉納するために欠かせない経本です。

数珠・念珠

念珠は、珠をひとつ繰るごとに仏を念ずることから、念珠と呼ばれるようになったと伝えられています。各霊場にて仏様をお参りする際はあると良いです。

ろうそく

各霊場にてお参りの際に必要となり、トータルでかなりの数を使用するので、安いもので大丈夫です。

歩き遍路の場合は、荷物になるため、最初の霊場で大量に購入することはお勧めしません。各霊場で買い足すことができます。

線香

各霊場にてお参りの際に必要となります。

歩き遍路の場合、ろうそく同様に、荷物になるため、最初の霊場で大量に購入せず、各霊場で買い足すことをお勧めします。

ライター

ろうそく、線香に火を灯す用途で使用します。

コンビニで購入できる安いライターでも良いと思いますが、私は登山で使用していた、風の強い日でも使用可能なポケトーチを持参しました。

納め札

参拝の証として、納め札に願い事などを記入し奉納します。四国遍路では、本堂と大師堂にそれぞれ1枚ずつ奉納するため、1ヶ寺につき計2枚必要です。

四国お遍路の結願回数によって、札の色、デザインが変わってきます。最初は白色です。百回以上回っている人のお札はビックリマンのレアカードのようにキラキラしていたりします。

ボールペン・筆ペン

納め札に日付、住所氏名などを書き込む際に使用します。筆ペンは写経する方は必須です。

納経代

物価高騰などの影響で、2024年4月から30年ぶりに『納経代』(御朱印代)が値上がりました。

納経帳の場合、500円

白衣の場合、300円

掛け軸の場合、700円

賽銭

賽銭を納める場合、持参しましょう。

硬貨は重いので、5円、もしくは10円を必要な分だけ、道中の銀行などで両替してもらうのが良いかと思います。

巡礼バッグ(収納袋)

経本、念珠、線香など巡拝に必要な品をまとめて収納するバッグ(ショルダーバッグなど)があると便利です。

モバイルバッテリー

歩きお遍路の場合、日中、携帯電話などを充電できる場所が無いことが多々あるため、モバイルバッテリーを携帯することをお勧めします。

野宿ではなく、民宿などに毎日泊まる場合は、10,000mAhのモバイルバッテリーがあれば、十分足りると思います。

一方で、基本的に野宿を想定されている場合は、20,000mAhのモバイルバッテリーか、もしくは軽量のソーラーパネルを持参することをお勧めします。

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どちらかというと猫派じゃなくて、犬派です

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